「仕掛け図」
ヤリイカの波止釣りは、1月中旬から3月下旬までがシーズンです。産卵のため接岸するヤリイカが波止から狙えます。
普段は沖合い水深100〜200mの砂泥底の海域にいて、砂泥の海底から10mほど上を群れで回遊していますが、秋が深まるにつれ、産卵準備のため沿岸へと向かい、冬から早春にかけて浅場で繁殖活動を行なう習性があります。寿命は1年です。
ヤリイカは身質が柔らかくて甘みがあり、極上の刺身として珍重されます。また、焼き物、干物も美味しい。子持ちのメスは煮付けがおすすめ。
萩市の西に位置し、山口から約60q。所要時間約1時間。
波止の下に駐車場有り。東側から北側途中までテトラが敷いてある。テトラのない波止は高さ8m。
海底は砂地。30m沖付近の水深は約10m前後。+の前にあるシモリを攻める。
竿:5.3mの遠投用投げ竿 (夜間の釣りになるのでトラブル防止のため中通しが良い)
リール:3500番 道糸5号150m
発光イカスッテ:YAMASITA製がお勧め。エサ巻きの針金が固定しやすい。オモリ負荷3号
電気ウキ:3号(2段発光の方がアタリが分かりやすい。)
「釣り方」
エサ
オス狙い時期:サヨリORキビナゴ
メス狙い時期:鶏のササミ
キビナゴは、スーパーで売っている1パック200円程度
サヨリは、5月ごろ釣ったものを一夜干しにし冷凍保存する。
ささみは、スーパーで購入し釣行前にスッテの大きさに加工し塩漬けにする。
エサをスッテの上下に針金で巻き付ける。この時カンナにエサがかからないこと。かかると抱きつかない。
10〜20m沖に振り込みウキを潮の流れに任せて流します。
時々竿を真上までシャックって誘いをかけると乗りやすい。
アタリは、ウキをゆっくり消し込んだり、横に倒れたりするので分かりやすい。
ウキの動きがおかしいと思ったらアワセて見ること。
アワセ方は、竿を軽く立てる程度でOK。道糸が緩まないように同じテンションで引き寄せて取り込む。
ヤリイカは、発光イカスッテやエサのサヨリ、ササミの暗いところでボヤーと青白く光に引き寄されて抱きつきます。
タナは、竿1本から状況に応じて上下を探り、夜間は浅く取って下さい。
時合いは、夕方から上げ潮になる中潮まわりが良く2200頃までを釣ります。